インドネシアより入荷したシダの1つの同定ができましたのでご紹介をば。
Kapuas Hulu産 Lindsaea doryphora "NM-PV便"
青光りする熱帯のシダ、当初はAspleniumか何かかと思っていたのですが、同定を依頼した結果が出ました。
美しいシダです。
葉の裏側です。シダは透かすと最高。
今回同定を依頼したのはツイッターのたわし集め氏(@tawashiatsume)。
同定の要点は以下の通りとのことです。
・葉は単羽状か、それ以上切れ込む場合は葉身先端の羽片が側下の側羽片と明瞭に分離される。
・羽片の最小単位では羽片が二分される(dimidiata)
・根茎は普通短く這い、地上生、葉序と髄の配置・構造はらせん状。
・羽片の脈は遊離し、結合しない。
・胞子嚢群は羽片に連続して付く。
・葉柄は薄い色〜緑色で、背軸側は円柱状に局面になるか鈍く角柱状に張り出す。
・葉身上部の羽片は発達して尾状に伸び、2cm以上、ないしは幅の2倍ほどに伸びる。
・近縁のL, borneensisとは羽片が大きいことで区別できる。
Flora Malesianaのシダ編、Lindsaeaceaeグループの部分が参考になるとのこと。
以上、たわし集め氏より。
私もまだまだ勉強不足を痛感します。
第二弾、第三弾も予定していますのでお楽しみに。
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