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トウゴクマムシグサ

Arisaema koidzumianum

A. serratumに含むこともある。

明確に区別することはできないものの、個体群として区別できるものと思う。

​筆者としては、花がやや小さな点が大きな特徴と感じる。

A. koidzumianumのタイプ標本は奇形だが、芹沢氏が邑田氏に宛てた私信には、それが本種のものであるとある。

本種の特徴として、カントウマムシグサに似るものの付属体が肥大せず円柱状である点が挙げられる。

また仏炎苞の展開時期については、芹沢氏は”葉よりやや早い”としているが、邑田氏によればこれは南に行くほど早くなるようである。

このタイプは本州、宮城県より西に広く分布する。

なお、邑田氏は本種を区別することに賛成していない点に留意する。

参照文献

The Japanese Society of Plant Systematics 46(2):185-208(1994) 邑田 仁 - マムシグサ群の多様性

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