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ヤマジノテンナンショウ

Arisaema solenochlamys

本州(福島、栃木、群馬、長野)の山地、やや標高の高いエリアに分布する。

葉は2枚、小葉は7〜15枚で葉軸が著しく発達する。

​最大の特徴は大きく垂れ下がる舷部である(ただし、3枚目の画像のように十分に下垂しない個体も存在する)。

筒部口辺部はさほど開かず、中は見えづらい。舷部は内面に白条が目立つが、外側ではあまり目立たない。

遅咲き型で、花は葉より後に展開する。

舷部の白条は外側より内側の方がはっきりしている。

​識別がやや容易なテンナンショウであるが、ヤマザトマムシグサやカントウマムシグサ、コウライテンナンショウとの中間的な個体が一部存在し、識別できないこともあるため要注意。個体群単位で特徴を把握することが重要である。

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